海外から見た日本、日本から見た海外 ー 2つの視点からのつぶやき

〈続〉オーストラリアの万引き

 先日投稿した「オーストラリアの万引き」の中で出てくる、荒れ狂うオージーのおかんの万引きを止めて、一躍ヒーローとなったものの、雇用先から停職処分を受けたスタッフがめでたくライバル店に就職した。良かったね~。

 オージーのおかんが、車用品の専門店で万引きをして、商品をベビーカーに乗せて店を出たところで、当該スタッフに捕まり、押し問答が始まるのだが、その様子がめちゃめちゃ面白い。この面白ニュースを知らない方、「その様子をもう一度」という方は以下の記事からご覧ください。

monamona-aus.hatenablog.com

 狂気じみたオージーおかんに立ち向かった、勇敢な店員の名前はダレン・ウールフィーさん。実はこの万引き事件の舞台であるSupercheap Auto Ashmore店の店長さんだったそうな。

 このビデオは様々なSNSに拡散され、TikTokにおいては700万PVに達したそうです。ビデオはどうやら、傍観者が撮影して勝手にSNS上で拡散したようで、最近地元メディアの取材に応じたウールフィーさんは「職場でそんなことが起きると思いもしないし、誰かが撮影しているとも想像しないだろう。職場に行って、自分の仕事をして帰宅する(だけなはずだ)」と語り、店長として行動したにもかかわらず、ビデオが流れて一躍有名人になってしまったことにも非常に困惑していたようだ。

 ウールフィーさんに新たな働き口をオファーしたのは、近郊地区にあるライバルチェーンの「Autoburn」バーリーヘッズ店。同店の店長マイケル・ファラーさんによると、万引きによる昨年の損失額は計1万5000ドル(約140万円)に及んだという。「ビジネスシーンでのパフォーマンスは、KPIなどいろいろな評価基準があるけど、誠実さは図ることができないもの。私はこの男性は非常に誠実だと思ったし、自分のビジネスの仲間にしたいタイプと思った」と語り、事件がニュース沙汰になった直後にウールフィーさんにアプローチし、理想のタイプのスタッフを配下に迎えた。ウールフィーさんはこのオファーを受けて、5月17日からめでたく「Autoburn」の社員となった。

「新たなスタートを切ることになった。これでお仕舞にしたい」と、ウールフィーさん。メディアや一般市民からの関心や、良かれと思って取った行動の末に置かれた自分の境遇がよっぽどしんどかったのだろう。

 一方、模範的な行動をしたはずのウールフィーさんに「停職処分」を課して非難受けまくりのSupercheap Auto側は、処分に至った理由を「会社の指針に反したからだ」と説明。同社のスポークスマンによると、「我が社の指針や規範は、万引き者と思しき人に立ち向かったり、顧客と接触することを禁止している。これは従業員と顧客を守るためのもの。監視ビデオが店内に多く設置され、万引き者と思われる者については、録画ビデオとともに警察に通報することになっている」とのこと。

 つまり店長たる責任者が指針や規範以上の行動をしたために、本人はもとより、顧客や他の従業員の安全を危機にさらした可能性がある、ということによる停職処分だったようだ。うーん、なんだかな~。分からなくもないけど、警察に録画ビデオを回しても、よっぽどの常習犯じゃない限り、即座に万引き犯を捕まえて解決へ、とはいかないような気もする…。

 それよりこの万引きおかんの正体や、おかんのその後のレポートが全く出ていない。おかんは、ウールフィーさんにベビーカーの中身を見られた後、自ら商品を通路に捨てて、姿を消してしまった。この万引きおかんこそ、メディアや一般市民から「焙りの刑」を受けるべきじゃないのかな~。

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